老後の資産運用に悩んでいませんか?
銀行の低金利や株式市場の変動に不安を感じる方も多いでしょう。
そんな中、注目を集めているのが「不動産クラウドファンディング」です。
少額から始められ、リスク分散も可能なこの新しい投資方法は安定した収益を期待できるだけでなく、手軽に始められるのが魅力です。
この記事では、不動産クラウドファンディングが老後の運用資産に適している理由について解説します。
目次
老後の資金運用は必須の時代
金融広報中央委員会が実施した「家計の金融行動に関する世論調査」によると、年齢が上がるにつれて金融資産の保有額も増加する傾向があります。
令和4年度の調査では、30代の二人以上世帯の金融資産の中央値は200万円であるのに対し、60代の二人以上世帯では700万円、70代の二人以上世帯では800万円となっています。
このように、リタイア後の世代は現役世代に比べて多くの資産を持つ傾向がありますが、実際には給与所得が減少するため定期的な収入は少なくなります。
また、年金の受給開始年齢が年々引き上げられている一方で、平均寿命は延びており、生活費や介護費、医療費などの生涯支出は増加する傾向にあります。
これらの要因を考慮すると、リタイア後には資産運用で収入を補う必要が出てきます。
老後の資産運用のポイント
老後の資産運用には、以下の特徴をもつ投資商品を選ぶようにしましょう。
低リスクの商品
若い世代であれば投資で損失を出しても、給与収入でその損失を補うことができる可能性が高いです。
しかし、退職後の世代は給与収入がないため、大きなリスクを取ることは難しくなります。
そのため、FXや仮想通貨など、価格変動が激しい投資商品は適していないでしょう。
安定して収入が得られる商品
リタイア後の投資家にとって、年金だけでは十分な収入を得ることが難しいため、安定した定期的な収入(インカムゲイン)を得られる投資商品が適していると言えます。
例えば、債券や定期的な配当がある投資信託は、シニア層の投資家に人気があります。
ローンを組む必要がない商品
一般的に、高齢者の場合は多くの資産を持っている場合を除き、多くの金融機関では長期的かつ大規模なローンを組むのが難しくなります。
そのため、退職後の投資家が不動産投資などのように大きなローンを必要とする投資を新たに始めるのは容易ではありません。
基本的には自己資金の範囲内で行える投資商品が求められるでしょう。
不動産クラウドファンディングを老後の資産運用におすすめな理由
不動産クラウドファンディングは、「リスクが少ない」「安定した収入が得られる」「ローンを組む必要がない」という条件をすべて満たしており、退職後の資産運用に適していると言えます。
さらに、不動産クラウドファンディングには、老後の資産運用方法として以下のようなメリットもあります。
利回りが良い
現在、多くの不動産クラウドファンディングの年利回りは4~8%程度であり、銀行預金や債券など他のインカムゲイン投資と比較して高い水準にあります。
また、利回りや投資期間は基本的に事前に設定されており、元本割れや返済遅延が発生しない限り予定通りの収益を得ることができます。
安定した定期収入を得る手段として非常に優れていると言えるでしょう。
少ない資金で投資できる
不動産クラウドファンディングは数万円程度から始められるため、多くの資産を持たない人でも手軽に投資できます。
不動産投資のように大きなローンを組む必要もありません。
また、投資金額が少額でも手数料や利回りは変わらないため、特に不利になることはありません。
知識やスキルは不要
不動産クラウドファンディングは、他の投資と比べて必要な知識やスキルがそれほど多くありません。
これまで資産運用の経験が少ない方でも、スムーズに始めることができるでしょう。
分散投資などの基本的なルールを守れば、誰が行ってもパフォーマンスに大きな差は出ません。
株式投資のように日々の値動きを気にする必要もなく、精神的にも負担が少ないです。
短期間で利益が得られる
最近NISAなどで人気を集めているインデックスファンドは基本的に長期的な運用が推奨されており、短期間では市場の変動により利益を感じにくい場合があります。
その一方で、不動産クラウドファンディングは決まった利回りと運用期間(主に12カ月程度の短期)で資金を得ることができるため、利益を実感しやすいという利点があります。
老後の資金運用におすすめのクラウドファンディングサービス3選
ここでは、老後の資金運用におすすめの不動産投資クラウドファンディングを3つ紹介します。
CREAL
東京証券取引所グロース市場に上場しているクリアル株式会社が提供する不動産クラウドファンディングサービスがCREAL(クリアル)です。
CREALは累計で525億円以上の資金を募集し、100件以上のファンドを立ち上げた実績があります。
物件の選定にも強みがあり、現時点で配当遅延や元本割れは発生しておらず、空室リスクに対してはマスターリース契約で対応しています。
また、優先劣後方式(企業出資10%~20%)を採用しており安全性が高く、1口1万円からの少額投資が可能です。
ファンドによっては1人あたり10万円までの出資上限を設けるなど、多くの投資家に投資機会を提供する工夫がされています。
毎月1〜2件の募集があり募集物件の規模は数億円に達することも多いため、即完売するようなクリック合戦になることは少ないです。
ファンドの種類が非常に多く、マンションやホテルだけでなく、保育園や学校の案件もあり、幅広い投資が可能なのが大きな魅力です。
COZUCHI
COZUCHIは1999年に設立された歴史ある企業「LAETOLI株式会社(旧株式会社SATAS)」が運営する不動産クラウドファンディングです。
不動産証券化のコンサルティング業務や不動産小口化商品の組成と販売も自社で行っているため、不動産事業において豊富なノウハウと経験を持っています。
COZUCHIの最大の魅力は平均を大きく上回る高い利回りです。
さらに、累計調達額は700億円を超え、圧倒的な実績を誇ります。
優先劣後方式を採用しているため、リスクを抑えながらも高い利回りを狙いたい方に最適な不動産クラウドファンディングと言えます。
最短2か月の短期ファンドから2年程度の長期ファンドまで幅広い期間のファンドを取り扱っており、1万円からの少額投資も可能なので、初心者の方にもおすすめです。
ファンドは不動産の専門家が「収益性」「立地」「将来性」の3つの観点から選定しており、運用まで完全に任せられるので安心です。
大きな特徴の一つとして、運用中に現金が必要になった場合、手続きを行うことで翌月に換金してもらえる点があります。
運用中に急な出費があった場合でも、COZUCHIのファンドへの投資であれば安心です。
利回りくん
株式会社SYLAが運営する「利回りくん」は地域の活性化や社会貢献、そして誰かの夢をサポートすることをテーマにした不動産投資が可能です。
利回りくんの特徴として、取り扱う物件がユニークである点が挙げられます。
前澤友作氏や堀江貴文氏などの有名人とのコラボレーション物件もあり、金銭的なリターンだけでなく割引券やライブチケットなどの特典が付く案件もあります。
さらに、2021年からは楽天ポイントとの提携も開始しています。
まとめ
不動産クラウドファンディングが老後の運用資産に適している理由について解説しました。
この記事が、みなさんが不動産投資をはじめるきっかけとなれば幸いです。
30代のサラリーマン。妻と二人のこどもと四人暮らし。
将来の資金のために、不動産投資を勉強中。
最近は不動産クラウドファンディングに興味も持ち始めている。