不動産投資 基礎知識

リート(REIT)は危険?メリット・デメリットやおすすめの投資方法を紹介!

のぶひろ

30代のサラリーマン。妻と二人のこどもと四人暮らし。 将来の資金のために、不動産投資を勉強中。 最近は不動産クラウドファンディングに興味も持ち始めている。

少額から不動産に投資する方法として、REIT(リート)があります。

初心者でも不動産投資を始めやすいと人気がありますが、「リートはおすすめできない」という意見を耳にしたことがあるかもしれません。

この記事では、リートが本当におすすめできないのか、その仕組みやメリットを交えながら初心者向けに分かりやすく解説します。

 

リート(REIT)とは?

リートとは、「不動産投資信託」として知られる金融商品です。

「Real Estate Investment Trust」の頭文字を取ってREIT(リート)と呼ばれますが、日本のリートは特に「Japan」のJを加えてJ-REITとも呼ばれます。

リートは投資家から集めた資金で不動産を購入・運用し、その利益を投資家に分配する仕組みです。

オフィスビルや商業施設などの不動産を購入し、賃貸収入や売却益を投資家に分配する形です。

不動産への投資ですが、投資家自身が直接不動産を購入・運用するのではなく、運用会社がその役割を担います。

リートは株式のように証券化されており、投資家は証券取引所を通じて不動産に投資することができます。

 

リート(REIT)が危険と言われている理由

リート(REIT)が危険と言われているのは以下のような理由があります。

 

元本割れの可能性がある

リートは元本が保証されているわけではありません。

株式と同様に証券化されており、日々価格が変動します。

そのため、市場や経済状況によっては購入時の価格を下回り元本割れする可能性があります。

もちろん、他の金融商品も元本割れのリスクがあります。

リートも元本割れのリスクがあることを忘れず、万が一の損失に備えて慎重に投資判断を行うようにしましょう。

 

倒産するリスクがある

リートは運営会社への投資でもあるため、投資している企業が倒産しリートの価値がゼロになる可能性もあります。

投資先の企業の経営状態などは、しっかりチェックしたうえで投資するようにしましょう。

 

上場廃止となるリスクがある

上場廃止リスクとは、上場を維持するための基準を満たせず上場が取り消されるリスクのことです。

リートもETFや株式と同様に上場廃止の基準があり、これに該当すると上場が取り消されます。

上場が取り消されると、投資家は廃止日までに保有している証券を売却する必要があります。

売却時の価格によっては、大きな損失を被る可能性があります。

 

運営成績次第で分配金が減ることがある

分配金は運営状況に左右されるため、運営成績が悪い場合には予想よりも少ない分配金しか得られない可能性があります。

高い利回りを期待して選んだとしても、新型コロナウイルスの影響や自然災害など予測不可能な事態によって分配金が減少することは避けられないのです。

 

リート(REIT)のメリット

さきほどはリートの危険なところについて紹介しましたが、もちろん良いところもあります。

ここでは、リートのメリットを紹介します。

 

簡単に投資を始められる

実物の不動産に投資する場合、物件の選定や売買契約など、多くの手間がかかります。

一般的には、物件選びから購入までに3ヵ月から半年ほどかかります。

慎重に物件を選ぶ場合はそれ以上の時間がかかることもあるでしょう。

さらに、購入後の運営にも多くの手間がかかる点に注意が必要です。

基本的には管理会社に委託できますが、管理会社の選定が必要で委託料も発生します。

その点、リートであればリートを購入するだけで不動産に投資できます。

不動産の運用は運営会社が行うため、購入後は分配金を待つだけで済みます。

不動産投資の多くの手間が不要なので、本業が忙しい人でも投資しやすいというメリットがあります。

 

分散投資ができる

商品によっては一つのREITで複数の不動産に投資できるため、分散投資が容易に行えます。

投資対象の不動産も運営会社などの不動産の専門家が厳選しているため、初心者が不動産を選ぶよりもリスクが低くなります。

実物の不動産投資で分散投資を行う場合、複数の不動産を購入する必要があり、かなりの資金が求められます。

REITであれば簡単に分散投資ができ、リスクを抑えることができるという利点があります。

 

流動性が高い

現物の不動産投資では、売却に時間がかかることが多いです。

物件によっては、買い手が見つからず売却できない場合や、売却できても低価格での取引になる可能性もあります。

また、急にお金が必要になってもすぐに売却することは難しいです。

一方、リートであれば証券取引所で簡単に売却できるため、売却にかかる手間や時間がほとんどありません。

 

不動産への投資なら不動産クラウドファンディングがおすすめ!

少額から気軽に不動産投資したいという方は、REITよりも不動産投資クラウドファンディングをおすすめします。

不動産投資クラウドファンディングは、1万円から始められるものが多いという特徴があります。

また、リートでは投資対象の不動産を選ぶことができませんが、不動産投資クラウドファンディングでは不動産の情報が公開されており、希望する物件に投資することが可能です。

ただし、運用期間中は基本的に途中で解約できないため余裕資金で投資することをおすすめします。

また、元本割れのリスクなどは他の投資と同様に存在するため、投資先の選定は慎重に行うことが重要です。

以下では、初心者にもおすすめの不動産投資クラウドファンディングを3つご紹介します。

 

CREAL

東京証券取引所グロース市場に上場しているクリアル株式会社が提供する不動産クラウドファンディングサービスがCREAL(クリアル)です。

CREALは累計で525億円以上の資金を募集し、100件以上のファンドを立ち上げた実績があります。

物件の選定にも強みがあり、現時点で配当遅延や元本割れは発生しておらず、空室リスクに対してはマスターリース契約で対応しています。

また、優先劣後方式(企業出資10%~20%)を採用しており安全性が高く、1口1万円からの少額投資が可能です。

ファンドによっては1人あたり10万円までの出資上限を設けるなど、多くの投資家に投資機会を提供する工夫がされています。

毎月1〜2件の募集があり募集物件の規模は数億円に達することも多いため、即完売するようなクリック合戦になることは少ないです。

ファンドの種類が非常に多く、マンションやホテルだけでなく、保育園や学校の案件もあり、幅広い投資が可能なのが大きな魅力です。

 

COZUCHI

COZUCHIは1999年に設立された歴史ある企業「LAETOLI株式会社(旧株式会社SATAS)」が運営する不動産クラウドファンディングです。

不動産証券化のコンサルティング業務や不動産小口化商品の組成と販売も自社で行っているため、不動産事業において豊富なノウハウと経験を持っています。

COZUCHIの最大の魅力は平均を大きく上回る高い利回りです。

さらに、累計調達額は700億円を超え、圧倒的な実績を誇ります。

優先劣後方式を採用しているため、リスクを抑えながらも高い利回りを狙いたい方に最適な不動産クラウドファンディングと言えます。

最短2か月の短期ファンドから2年程度の長期ファンドまで幅広い期間のファンドを取り扱っており、1万円からの少額投資も可能なので、初心者の方にもおすすめです。

ファンドは不動産の専門家が「収益性」「立地」「将来性」の3つの観点から選定しており、運用まで完全に任せられるので安心です。

大きな特徴の一つとして、運用中に現金が必要になった場合、手続きを行うことで翌月に換金してもらえる点があります。

運用中に急な出費があった場合でも、COZUCHIのファンドへの投資であれば安心です。

 

利回りくん

株式会社SYLAが運営する「利回りくん」は地域の活性化や社会貢献、そして誰かの夢をサポートすることをテーマにした不動産投資が可能です。

利回りくんの特徴として、取り扱う物件がユニークである点が挙げられます。

前澤友作氏や堀江貴文氏などの有名人とのコラボレーション物件もあり、金銭的なリターンだけでなく割引券やライブチケットなどの特典が付く案件もあります。

さらに、2021年からは楽天ポイントとの提携も開始しています。

 

まとめ

この記事では、リートについて詳しく解説しました。

この記事が、みなさんの不動産投資をはじめるきっかけとなれば幸いです。

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